骨盤矯正って効果あるの?その本質的な効果と方法

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雑誌やテレビなどでよく見かける「骨盤矯正」という文字。腰痛や肩こり、下半身太りの解消など、様々な効果があるといわれています。

これらの効果はどれくらいあるものなのでしょうか?
その答えは、そもそも骨盤矯正にはどんな意味があるのかというところに潜んでいます。

そこで、骨盤矯正を行うことにより、本質的に改善される内容について解明し、その効果をより効率的に得るためのダイエットや姿勢改善方法をご紹介します。

1.骨盤矯正の効果は立証されていない

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出典:しんたに整体院

骨盤は、日頃の生活における悪い姿勢や、長時間の同じ姿勢、運動不足、出産などが原因となり、ゆがんだりずれたり、または開きすぎたりするといわれています。

そんな骨盤を正しい位置に戻したり、開きを調整したりすると様々な効果が得られるといわれていますが、その効果については、まだ科学的に立証されていないのが現状です。

しかし、骨盤矯正の本質的な意味を理解することで、体にとって良い影響が出ることがあるということは、数々の体験談や、整体・整体院での体験談からも明らかです。

2.骨盤矯正がもたらす本質的な影響

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出典:美容整体「さんた堂」

いわゆる骨盤矯正のプロである整体や整骨院では、ゆがんだ骨盤を正しい位置に戻す施術が行われています。

骨盤矯正とは「骨盤の中心にあり、土台の役割を果たす“仙骨”を正しい位置に戻すこと」が本来の意味であると、施術師たちは口をそろえて語っています。

つまり、骨盤は体の中心であり、全身に影響を及ぼすものであることから、正しい位置に戻せば、全身に良い影響がもたらされるというわけです。

不調は人それぞれですが、骨盤を調整することによって、自分が持つ不調が改善される可能性はあるといっていいかもしれません。

2-1.骨盤矯正がもたらす筋肉への影響

一般的に、骨盤矯正によって「痩せる」という効果が得られるといわれていますが、これについてもはっきりしたことはわかりません。

ただ、整体や整骨院で骨盤矯正を受けて、実際に痩せた人がいることは事実です。

その理由としては、次のようなことが考えられます。

骨盤がゆがむのは、筋肉がこわばって硬くなっていることが影響しているのではないかという説があります。

骨盤矯正を受けて「痩せた」という人は、骨盤が正常になったことが直接的な原因ではなく、骨盤矯正を行うことで筋肉のこわばりが解けて、筋肉が動かしやすくなり、エネルギー代謝率が上がることで脂肪燃焼しやすい身体になったのではないかというのが一つの理由として考えられます。

2-2.骨盤矯正がもたらす内臓の位置への影響

骨盤は内臓を包んでいる場所です。よって、骨盤がゆがむと、内臓の位置がずれてしまうことがあります。

内臓の位置がずれると、内臓が下に垂れて圧迫されてしまい、内臓機能の低下が引き起こされるといわれています。
そして見た目も、いわゆる「ポッコリお腹」に。

骨盤矯正を受けると、内臓の位置が正しくなることで、内臓の活動が正常化したり、姿勢がよくなったり、お腹周りがスッキリすることは、本質的に得られる効果といえそうです。

3.骨盤矯正で得られる本質的な効果を効率よく得る方法

骨盤矯正がきちんと行われれば、筋肉の可動域が広がり、内臓の位置が正しい位置になるでしょう。
しかし、骨盤矯正がきちんと行われるかどうかはわかりませんし、矯正してもすぐに元に戻ってしまうこともあります。

そこで、骨盤矯正で得られるとされているダイエット効果や姿勢改善効果をもっと確実に得るために、日頃から自分自身で効率的に実践できる方法をご紹介します。

3-1.痩せやすい身体を作る

骨盤矯正では、筋肉のこわばりが解かれることで、痩せやすくなる可能性があるといわれていますが、最も早くて効果的なのは、次のような方法です。

・「背中」や「太もも」などの大きな筋肉を鍛えて基礎代謝を上げる
・体温を上げる
・睡眠をたっぷりとる

身体の中の大きな筋肉である「背中」や「太もも」の筋肉量を増やすことは、基礎代謝を上げる一番の近道といわれています。
また、体温が1度下がるだけで、約10~12%も基礎代謝が落ちてしまうので、体温を上げることもポイントです。
睡眠もホルモンの関係でたっぷりとることが大切です。

では、それぞれの方法を具体的に見ていきましょう。

3-1-1.筋肉を鍛えて基礎代謝を上げる

●スクワットで太ももの筋肉量を増やす
太ももの筋肉量を最も簡単に増やすことができ、基礎代謝を上げられる方法として、スクワットがあります。

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出典:ELLE

(1)足を肩幅より少し広めに開き、つま先が逆の「ハ」の字になるようにする。
このとき、手の位置は、腰、胸、頭いずれか、やりやすいところに置く。

(2)息を吸いながら、そのままゆっくりと腰を落としていく。

(3)限界まで落としたら、反動をつけずに、太ももの前側の筋肉を使ってゆっくりと立ち上がる。このとき息を吐きながら行う。

これを1セットとし、一日30回を3セット行うのが目安です。はじめは無理せず徐々に回数を増やしていくと良いでしょう。

【注意点】
・ひざを曲げるとき、ひざがつま先よりも前方に出ないようにする。
(太ももの筋肉がしっかりと鍛えられないため)

・背筋をしっかりと伸ばして行うと、腰に負担がかからず、腹筋や背筋まで鍛えられる。

●スワンダイブで背中の筋肉量を増やす
背中の筋肉を鍛えることでも、基礎代謝を効率的に上げることができます。
背筋を鍛えるエクササイズの中から、ピラティスの「スワンダイブ」という方法をご紹介します。

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YouTube動画はこちら
出典:ニューヨーク・ピラティス・ビデオ

(1)うつ伏せに寝て、手を肩の脇に置き、足は肩幅まで開く。

(2)息を吸って腕に力を入れて上体を起こす

(3)息を吐きながら両手を前に出してダイブし、息を吸いながら上体を上げるという動作をゆりかごのように繰り返す

【注意点】
・首を前に振らないようにする。

3-1-2.体温を上げる

身体が冷えている状態というのは、内臓の温度が低下している状態です。
内臓の温度は、1度低下すると、基礎代謝が約10~12%も低下するといわれています。
冷えは血行の悪さやむくみを引き起こすため、痩せやすい身体を作るには、体を温めて体温を上げるようにするのが大切です。

●体温を上げる方法
・筋肉量を増やして基礎代謝を上げる
・白湯を飲む
・入浴はシャワーでなく湯船につかる
・冷たいものを食べない

日常生活の中で、意識して実践してみましょう。

3-1-3.睡眠をたっぷりとる

人間は、深い眠りである「ノンレム睡眠」のときに、脂肪分解力のある「成長ホルモン」が分泌されます。よって、たっぷり睡眠をとることで痩せやすくなります。

しかし、ノンレム睡眠は、3~4時間の短時間睡眠では十分に得ることができないため、きちんと7~8時間は寝るようにしましょう。

詳細は「あなたはノンレム睡眠とれてる?その効果と増やす方法」の記事で紹介していますので、ぜひ参照してみてください。

3-2.姿勢を改善する

骨盤矯正がきちんと行われれば、内臓の位置が正しいところに収まるといわれていますが、最も早くて効果的なのは、次のような方法です。

3-2-1.正しい姿勢を保つ

日頃から正しい姿勢を保つことを意識するだけで、姿勢は改善されます。

●正しい立ち方
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出典:イオン整体 きゅある
背筋をピンと伸ばすのはもちろん、骨盤の中央にある骨「仙骨」が、床に対してまっすぐ垂直になるように立つことがポイントです。気を抜くと猫背になってしまう人は、意識してこの姿勢をキープするようにしましょう。

●正しい座り方
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出典:Panasonicヘルスケア

椅子に深めに座り、横から見て仙骨がまっすぐ垂直になるように意識します。背筋はピンと伸ばして、お腹の下に力を入れるのがコツです。

3-2-2.内臓下垂を正すストレッチとエクササイズを行う

内臓が下に垂れ、ポッコリお腹になっている場合、反り尻の姿勢が癖付いている可能性があります。反り尻の人の特徴は、腹筋が弱いことと、骨盤を正しい傾きにキープするのに使われるお尻の筋肉が弱いこと。そこで、次のストレッチと体操が有効です。

●腰部分の筋肉を伸ばすストレッチ
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胎児のようにひざを抱えて、腰部分を伸ばします。20~30秒キープして休むのを、3回ほど繰り返しましょう。

●腹筋とお尻の筋肉を鍛えるエクササイズ
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体育座りをしたら、両手をひざの上に置いて、身体全体を後ろに倒します。
その後、肩甲骨が床につくスレスレのところで元の位置に戻り、今度は前へ足裏が床に着きそうになる手前で戻ります。この前後運動をゆっくり5回往復しましょう。

出典:日本経済新聞

4.まとめ

骨盤矯正の効果は、今のところはっきりとあるとは言い切れませんが、きちんと行われれば、筋肉が動きやすくなることや、内臓が正しい位置に収まることなど、全身へ良い影響がもたらされることは、人体の構造上、確かです。

もし骨盤矯正にダイエット効果を期待している方は、今回ご紹介した痩せやすい身体づくりのための方法を実践するのをおすすめします。

また、内臓下垂が気になり、姿勢改善を求めている方は、今回ご紹介した正しい姿勢やストレッチ、エクササイズを行ってみてください。

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