今すぐ押して楽になれる腰痛のツボ

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あなたは今、腰痛でお悩みではありませんか?

体調不良やストレスなどで、普段よりも少し痛みが強くなっているかもしれません。

そんなときには、今すぐ押して楽になることができる方法を知りたいはずです。そこで、本記事では腰痛のツボをいくつかご紹介しています。

また、ツボを押すと腰痛が和らぐ理由や、より効果の高いツボ押しのコツもお伝えしていきます。

目次
1.今すぐ押して楽になりたい人のための腰痛のツボ
2.なぜツボを押すと腰痛が楽になるのか?
3.ツボの効果的な押し方
3-1.ツボの押し方
3-2.ツボを押してはいけないとき
4.日頃の動作で腰痛対策
5.腰痛の治療院
6.まとめ

1.今すぐ押して楽になりたい人のための腰痛のツボ

1-1.腰腿点(ようたいてん)

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手の甲にある2つのツボです。手の甲の人さし指と中指、小指と薬指の骨の分かれ目のそれぞれ中央です。

【刺激方法】
1日2~3回程度、1~2分ずつ刺激します。親指と人差し指をツボに当てて、手の甲を挟むように押してもみほぐします。爪楊枝の先で刺激するのもおすすめです。

出典・文典:サワイ健康推進課

1-2.帯脈(たいみゃく)

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出典:girl’s slim

場所は、ウエストの脇腹のラインです。

【刺激方法】
親指の腹で優しく押しましょう。

1-3.命門(めいもん)

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出典:ツボマスター

場所は、おへその真後ろです。

【刺激方法】
女性は右手を下に、男性は左手を下にして、中指の先を重ね当て、30回程度軽く押しもみます。

文典:サワイ健康推進課

1-4.腎兪(じんゆ)

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出典:BODY&SOUL

命門から左右へ指2本分離れたところ・背骨から左右外側に指2本分ずらしたところにあります。

【刺激方法】
親指をツボに当てて、30回程度軽く押しもみましょう。

文典:サワイ健康推進課

1-5.志室(ししつ)

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出典:BODY&SOUL

命門から左右へ指4本分離れたところ・腎兪からは指2本分外側にずれたところにあります。

【刺激方法】
親指をツボに当てて、30回程度軽く押しもみましょう。

文典:サワイ健康推進課

1-6.崑崙(こんろん)

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出典:せんねん灸

外くるぶしの頂点からアキレス腱のほうへ進み、アキレス腱とぶつかるところにあります。

【刺激方法】
親指以外の指で足首を掴みながら、親指の先で優しく刺激します。

文典:看護roo!

1-7.足ツボの反射区

反射区とは、押すと、各器官や内臓につながるといわれる、末梢神経が集中している箇所のことです。腰痛につながる反射区は、次の4つです。

(1)胸椎・腰椎
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脚の内側~くるぶしから指2本分ほどのところを起点として、親指の腹で、図の箇所をなぞるように刺激しましょう。
骨のきわを押すのがコツです。

(2)仙骨・尾骨
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腰椎の反射区のラインをたどる途中の、中央当たりの出っ張っている骨から、かかとに向かう斜めのラインです。親指や歯ブラシの柄で刺激しましょう。

出典・文典:Dr.Foot

2.なぜツボを押すと腰痛が楽になるのか?

人間の身体には、約361箇所ものツボがあるといわれていますが、東洋医学では内蔵や器官をつなぐ経路の通り道が「経穴=ツボ」だと考えられています。

経路には気、血、水が流れていますが、その流れが滞ったり、乱れたりすると、各臓器に影響が及びます。

ツボを押すと、刺激となり、経路の血行不良を正すことができるため、内臓や器官の働きも正常化しはじめます。

よって、腰痛を引き起こす経路にあるツボを刺激することで、腰まわりの血行が良くなり、回復へと向かうというわけです。

3.ツボの効果的な押し方

ツボは、正しい方法で押すとより効果を高めることができます。

3-1.ツボの押し方

「ツボを押す」という行為は、ただ押すだけでなく、基本的には、次の3つの方法を指します。

(1)手の指の腹を使って押す
(2)手の平や指全体を使ってもみほぐす
(3)こぶしや手の平でたたく

これらの方法のうち、最も気持ち良い方法で刺激するようにしましょう。もし痛い場合はさするだけでもOKです。

くれぐれも力任せに押したり、長時間同じツボばかり刺激したりしないようにしてください。炎症や筋肉損傷につながる恐れもあります。
1回10分程度、1日1~2回が適当だといわれています。

また、コツはゆっくりと息を吐きながら押すこと。筋肉がゆるみ、よりツボ押し効果を高められます。

3-2.ツボを押してはいけないとき

ツボを押していいのは、健康で体調が良いと感じるときです。
もし次のような場合や、体調不良のときは押すのを控えましょう。

・体がだるい、疲れて眠いとき
・風邪のとき
・空腹時・食後すぐ
・ツボの周辺にケガがあるとき
・飲酒中、飲酒後30分

4.日頃の動作で腰痛対策

ツボを押す以外でも、日常生活のちょっとした動作を気をつけることで、腰痛対策をすることができます。

●立ちっぱなしの作業のとき
腰を曲げてしまいがちなので、片足を小さい踏み台に乗せるなどすると楽です。

●床の物を取るとき
腰を曲げて取るのではなく、片膝をついて、背中はあまり曲げないようにしましょう。

●高い位置の物を取るとき
背伸びをすると腰を痛めるため、踏み台か脚立を使いましょう。

●寝るとき
軟らかすぎるマットや敷き布団は腰を痛めます。適度なかための布団を選びましょう。

●寝姿勢から起き上がるとき
反動をつけて腰から起き上がるのではなく、赤ちゃんのようにまずうつぶせ寝になり、ハイハイの姿勢に。そして、片膝をついてからゆっくり起きましょう。

5.腰痛の治療院

ツボ押しは、一時的に腰痛を緩和することができますが、それだけではどうしても完全な対策とはいえません。そこで、日頃からの動作に気を付けながら、これ以上悪化させないのが大切です。

もし腰痛を改善したいのであれば、まずは整形外科に相談してみましょう。

●日本整形外科学会
https://www.joa.or.jp/jp/public/search_doctor/index.asp

●ここカラダ
http://www.cocokarada.jp/hospital/11/

6.まとめ

いかがでしたか? 腰痛のツボを押して一時的な緩和と楽は得られたでしょうか?
もしツボを押したり、腰痛を防ぐ動作を続けたりしても、1ヶ月ほど同じような痛みが続く場合は、深刻な病気のこともあります。その場合は整形外科を受診してください。

腰痛を早く解消して、また元気に活動しましょう!

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