神経痛|腕のしびれや原因や症状、治療法について

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神経痛がどんなものか知ることが、腕の痛み改善への第一歩

ミドル女性
「神経痛」。ほとんどの方が言葉自体は聞いたことがあるのではないでしょうか。中にはご自身や親しい方が神経痛だと診断された経験を持つ方もいることでしょう。しかしこの神経痛という言葉が一体どんな物を指しているのかを、具体的に説明できるという方はあまり見かけません。漠然と神経が悪いことをそう言っているのかな、という程度の認識の人がほとんどなのではないでしょうか。ですがこの認識、半分は合っていて、半分は間違っています。そしてその誤りこそが、なかなか神経痛が改善されない原因になっている場合もあります。まずは神経痛がどんなものなのかを理解した上で、今回のテーマである腕の神経痛の紹介をしていこうと思います。

神経痛とは、神経の圧迫により感じる痛みを指します。ここで重要なのは「痛みを指す」ということ。神経痛とは病名ではなく、痛いという症状のことをいうのです。だから「神経痛のせいで痛い」という言い方は実は間違い。痛い状態が神経痛なのですから。

医者に説明をする患者

ではなぜ神経が痛むような状態になるのでしょうか。正直ここはかなりはっきりとしないことが多く、特定してもあまり意味のない場合がほとんどなので、原因の断定はされないことが多くあります。しかし神経が圧迫されることになった原因はわからなくても、神経痛を治す、あるいは緩和させることは可能です。

神経というのは、脳から背骨にある脊髄を通って全身に分離していくのですが、多くの場合、この脊髄の何処かで神経が圧迫され、栄養が末端まで行き渡らなくなるためにその箇所に痛みが発生し、神経痛が起こるとされています。下半身の痛みの場合は腰部に原因がある事がほとんど。そして今回のテーマである腕に関しては、首から肩にかけての部分に原因があると考えられています。たとえ指先に痛みがあったとしても、です。これが先程言った、半分は正解で半分は間違っている認識によって改善が邪魔されている、と言った理由です。確かに神経が悪いのは間違いありませんが、原因は痛む箇所の上流に当たる首や肩にあるので、痛みの発生する指先にマッサージやストレッチを施しても症状は改善しません。しかしこのことに気が付かないと、痛む部分へのアプローチに終始することになってしまいます。

神経痛?それとも違う?気になる腕の痛みの原因や症状を紹介します

もちろん通常の捻挫や打ち身などであれば、直接患部へのアプローチが有効です。しかしそれでは神経痛には効果がないのは前述の通り。とは言え、今まで神経痛と通常のケガとの違いを意識してこなかった人にとって、この痛みは神経痛なのかケガなのか、という判断は難しいと思います。そこでこの章では神経痛の特徴をお伝えするので、それをしっかり覚えて、自分で痛みの種類を判断し、効果的なアプローチを取れるようにしましょう。

判定する女医

まず神経痛の持つ一番わかりやすい特徴は、「突然痛みだす」ということです。何処かにぶつけた記憶もないのに急に痛み始めた。しかもその場所に痣等の変色が見られないなら、神経痛の可能性が高いと言えます。そして第2の特徴はこの痛みが不規則に、かつ長期間に渡って続くということ。普通の打ち身であれば数日から数週間もすれば治ってしまいますが、神経痛はそうもいきません。一番厄介な特徴は、ケガであれば特定の動きをトリガーとして痛みが発生しますが、神経痛の場合は何もしなくとも痛みが訪れ、そしてまた何もしなくとも去っていくということでしょう。こうなるといつ痛みがやってくるかわからない、という恐怖にさらされるようになり、ノイローゼになってしまう人もいるほど。そして神経とは精神状態にも強く左右されるものなので、このストレス状態がまた神経痛をまた引き起こす、という悪循環もありえます。

神経痛で腕の痛みが出たら首周りへのアプローチが有効!

では実際に神経痛になってしまったら、どのような方法が有効なのでしょうか。

脳から伸びる神経の分岐点は、大きく分けて首、肋骨、腰の3つです。そして神経痛の原因である神経の圧迫が見られるのは、この3つのポイントのどこかであることがほとんど。ここで想像してみて貰いたいのですが、人間の全身を思い浮かべた時、脳から伸びる神経が腕に到達するまでに通過する分岐点は、首だけです。ということは、今回のテーマ・腕の神経痛への有効な対処法は、首周りへのアプローチということになります。

神経が圧迫される要因として考えられるのは、筋肉の異常な緊張か骨の変形です。骨の変形に対処するためには専門家の腕を借りなければいけないことがほとんどですが、筋肉の緊張に対しては自分でもできる対処法があります。

セルフマッサージをする女性、首、肩

首周りの筋肉の緊張は、ほとんどが腕の重みによって下方向に引っ張られる力が負担になることで起きます。この負担をなくしてあげるだけで、症状が改善することがあるのです。具体的には、頭の上に痛い方の腕を乗せる、台の上にひじを置く、痛い方を上にして横向きに寝る、など。

また、肩から首にかけての筋肉のストレッチも有効です。簡単なのは、両肩を頭にくっつけるように思い切り縮めてから一気に脱力する方法。緊張状態と弛緩状態を繰り返す事によって余計な力が抜けて凝りが解消していきます。また猫背などの姿勢不良が無駄な緊張につながっていることもあります。顔が前に出ているタイプの姿勢では、頭の重さを支えなければいけない分余計に首に負担がかかるので、神経痛を治したいと思ったら姿勢の矯正も併せて行うことも考えてみましょう。

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