「眠りたいのに眠れない」を解消してくれる安眠グッズまとめ

このエントリーをはてなブックマークに追加
Pocket

good-sleep-goods-00寝付きが悪くて、安眠できるグッズをお探しではありませんか? いざ寝ようと思ってベッドに入ったものの眠りにつくまで2時間もかかったり、せっかく眠りについたのに夜中に何度も目覚めてしまうと、睡眠の質が落ちてしまい、その結果として日中の生活に支障をきたしかねません。

薬局でも販売している睡眠補助薬を利用するのも1つの手ですが、ここでは薬に頼らずに安眠する方法として、アイマスクや耳栓といった代表的な安眠グッズや、無料で使えるスマホの安眠アプリ、おすすめマットレス・枕などを紹介。併せて、眠れない原因とその解決策にも触れています。

自分に合った安眠グッズを使いながら不眠の原因を根本から絶ち、スッキリした朝を迎えましょう。

1.代表的な安眠グッズ

ここでは身体に装着するタイプのおすすめ安眠グッズを紹介していきます。後述しますが、眠りたいのに眠れない不眠症状は様々な原因が重なりあって現れるため、どれか1つだけ安眠グッズを使ってみても満足いく結果を得られない場合があります。予算に余裕があれば下記の安眠グッズを併用してみることをおすすめします。

1-1.鼻呼吸サポートグッズ

夜中に鼻が詰まって起きてしまったり、口呼吸が癖になっていて口が渇いて起きてしまったりする場合に活用したい安眠グッズです。

口呼吸だとノドの乾燥から免疫力を落として風邪を引いてしまうことも。グッズを使って鼻呼吸になるよう促すことで、鼻から通った空気が適度な湿気を帯びて肺に送り込まれるためノドの乾燥を防ぐことができます。

ブリーズライト/グラクソ・スミスクライン

good-sleep-goods-01

鼻が詰まって眠れない症状を改善するグッズです。プラスチックバーの反発力で鼻腔を広げて、鼻のとおりをスムーズにします。使用方法は鼻に貼るだけと簡単ですが、粘着力が強めなので皮膚が弱い人は注意が必要です。

ネルネル/三晴社

good-sleep-goods-02

睡眠時の鼻呼吸を促すマウステープです。使い方は口の上にテープを貼ったまま寝るだけ。いびきや睡眠時無呼吸症候群の軽減にも効果があります。肌に優しい素材と糊を使っているので、敏感肌の人でも使えます。

1-2.アイマスク

不眠の原因の1つに、光が気になって眠れなくなるケースがありますが、その問題はアイマスクを使うことで解消できます。また眠るときの環境が暗いほど、質の高い睡眠になるといわれています。アイマスクは顔の形状によってサイズが変わってきますので、実物を確認できるショップで購入するのがよいでしょう。

立体型アイマスク Sweet Dreams/Dream Essentials

good-sleep-goods-03

睡眠先進国アメリカで人気の、立体的なデザインが特徴のアイマスク。装着がバックストラップ方式なので、耳掛け式と違って耳が痛くなりません。

活性セラミック炭 おや炭くらぶ 立体癒しのアイマスク/アスカム

good-sleep-goods-04

目を圧迫しない立体タイプのアイマスク。内側も立体縫製されており、布がまぶたにほとんど触れない設計になっています。

1-3.耳栓

音が気になって眠れなくなってしまうのも不眠の原因の1つです。室内の空調の音だったり、外から聞こえてくる交通音など、眠りにつけないときほど些細な音でも気になるものですが、耳栓をすることで騒音が遮断され、眠りに適した環境になります。なお、アイマスクと併用して使うと、より高い安眠効果が得られるでしょう。

サイレンシア Sサイズ/DKSHジャパン

good-sleep-goods-05

耳障りな高周波ノイズをカットしてくれる耳栓。数ある耳栓の中でもトップクラスの遮音性を誇ります。子供や女性向けのSサイズだけでなく、大きめのレギュラーサイズも。

MOLDEX 使い捨て耳栓コード無しお試し8ecoパックケース付/MOLDEX

good-sleep-goods-06

モルデックス社の使い捨て耳栓8種類が1つずつ入っているお試し商品。それぞれ大きさや硬さが違うので、自分に合った耳栓がきっと見つかるはずです。

1-4.あたためグッズ

身体を温めることによってリラックス効果が得られる安眠グッズです。目もとに置くタイプや首もとに貼るタイプが人気。この手のグッズは付けたままの状態で眠ってしまうと低温火傷の恐れがあるので注意しましょう。

あずきのチカラ 目もと用/桐灰化学

good-sleep-goods-07

デスクワークなど、眼精疲労気味の人におすすめのグッズ。電子レンジで加熱してから目の上に乗せると、目もと全体がじんわり温かくなり、目の疲れが和らぎます。

めぐりズム 蒸気でGood-Night/花王

good-sleep-goods-08

首もとにシートを貼れば約40℃の状態が30分持続して、リラックス効果を得られます。リラックスしている方が眠りにつきやすいので、就寝前に使ってみましょう。

2.リラックスできる環境を演出する安眠グッズ

スムーズに眠るためには、心身共にリラックスした状態であることが理想的です。仕事のストレスや生活の心配事といったストレスで心身が緊張状態になっていると、なかなか寝付けませんよね。そんなときはグッズを使って、眠りを誘う雰囲気をつくり出してみるとよいでしょう。少しでもリラックスした気分になれれば寝付きがよくなるかもしれません。

2-1.アロマ、ミストウォーター

リラックスを促す香りは、眠りに快適な環境づくりに一役買います。手頃な価格の商品から試してみて、自分の好みに合った香りを探してみるのも楽しいかもしれません。

anming(アンミング) ピローミスト/日本香堂

good-sleep-goods-09

リラックスを促すといわれる精油由来成分を配合したミストウォーター。枕やシーツに一吹きして使いましょう。

スリープシープオイル ディープブレス/アットアロマ

good-sleep-goods-10

快眠セラピストの三橋美穂氏が監修した、心地よい眠りをもたらすためのエッセンシャルオイル。緊張が強いと感じる人向けの「ディープブレス」の他にも、イライラしているとき用の「クールダウン」、安らぎたいときに使う「スイートドリーム」があるので、気分に応じて使い分けてみましょう。

2-2.セラピーミュージック

音楽には緊張した身体をリラックスさせる効果があるといわれています。

究極の眠れるCD/Rumors Ambient Project

good-sleep-goods-11

モニター視聴者の85%以上に効果があったといわれる、眠りにつくためのセラピーミュージック。曲間が気にならないよう全1曲構成(約1時間)になっています。

3.枕とマットレスの選び方

枕やマットレスが体に合っていないと、質の高い睡眠が取れないだけでなく、肩こりや腰痛、全身の倦怠感など様々な症状が現れてきます。ですので、眠るためのグッズの中でも特に、枕とマットレスは間違いのないものを選びたいところです。ここではおすすめの商品とともに、自分の体に合った商品を選ぶポイントを解説していきます。

3-1.枕選びのコツ

一般的に立った姿勢が理想の寝姿勢といわれていますが、それは大きな間違いです。なぜなら、立っている状態と寝ている状態では重力のかかり方が全く異なるから。オーダーメイドの枕でも合わない人が多いのはそのためです。

自分に合った枕を探すときは、次の5つのポイントをチェックしてみましょう。

  • 肩まで支えられる
  • 枕の形状は(横から見て)三角形
  • 枕の高さは10cm~15cm
  • 枕の幅は60cm以上
  • 枕の固さ

これらポイントの詳細はサイト内記事「肩こりに悩んでいる方に、たった5つの枕選びのコツ」にありますのでご一読ください。

オリジナルネックピロー/テンピュール

good-sleep-goods-12

体圧と体温で枕のかたちが変化して、枕が頭部から首部にかけてぴったりサポート。首の脊椎を正しく支えることで、首から肩周辺の筋肉をゆるめます。

けんこう枕/デパラボ

good-sleep-goods-13

現役の整体師が開発。体のバランスを改善させることによって、より良い睡眠を作り出します。

3-2.マットレス選びのコツ

good-sleep-goods-14

自分の体に合ったマットレスに換えることで、寝付きの悪さや睡眠の質が改善される可能性があります。

マットレスは低反発や高反発など、さまざまな種類が販売されていますが、一般的にマットレスは柔らかいものよりも固い方が良いとされています。というのも、柔らかすぎると全身を上手く支えることができないケースがあるからです。

とはいえ、痩せ形の人なら体が沈み込む度合いが太っている人よりも浅かったりします。マットレス選びは、実際に横たわってリラックスした状態になってもお尻が沈まない、そして寝返りをしやすい、この2つのポイントを確認してください。2つとも問題なければ、そのマットレスはあなたの体に合っているといえるでしょう。

ここではインターネットショップで評価の高い、低反発タイプと高反発タイプの2パターンのマットレスを紹介します。

高反発マットレス/タンスのゲン

good-sleep-goods-15

硬めの高反発マットで体の沈み込みを軽減。体圧が均一に分散されるので全身をバランスよく支えてくれます。

トゥルースリーパー プレミアム/ショップジャパン

good-sleep-goods-16

低反発素材「ウルトラ ヴィスコエラスティック」を採用。弾力性や復元力に優れているのが特徴で、体温や体圧によって形が変わり、体にフィットします。

文典:ふとんの川野辺 理想のマットレスの選び方

4.無料のスマホ安眠アプリを利用する

スマートフォンにはさまざまなジャンルのアプリが販売されていますが、ヒーリング音楽や睡眠管理といった安眠をテーマにしたアプリも多々出回っています。

ここではApp Store(iPhoneのアプリ販売場所)とGoogle Play(Androidスマホのアプリ販売場所)で評価が高く、なおかつ無料で試すことのできるアプリを紹介します。

各アプリをダウンロードする場合は、App StoreかGoogle Playを開いてアプリ名を検索してください。

寝たまんまヨガ

good-sleep-goods-17

眠れないときの気分転換に使える、寝たまま実践できるヨガアプリ。部屋を暗くしてベッドに横たわったら、音声の指示に身を委ねてみましょう。約15分のイントロダクション部分が無料で使えます。

iPhoneのダウンロードはこちら
Androidスマホのダウンロードはこちら

Relax Melodies

good-sleep-goods-18

App StoreとGoogle Playのどちらでも人気の高い睡眠導入アプリ。たくさん用意されたサウンドとメロディーを組み合わせることができるので、自分だけの最高のリラックス音源を作り出すことができます。アラーム&タイマー機能付き。

iPhoneのダウンロードはこちら
Androidスマホのダウンロードはこちら

アラームクロックスリープサウンド無料

good-sleep-goods-19

快適な睡眠と目覚めをサポートするアラームアプリ。睡眠プログラムをカスタマイズできるのが特徴で、流したいサウンドやメロディー、脳波、時間を設定できる。カスタマイズの選択項目が多くなる有料版もあります。

※こちらはiPhone版のみ配信されています。

iPhoneのダウンロードはこちら

5.不眠の原因と解決策

眠れない日々が続いているのなら、一度自分が不眠症なのかどうかを診断してみるとよいでしょう。ここでは不眠症の定義と、不眠症になってしまう原因、そして不眠症を改善させる対策法を説明します。

5-1.不眠症の定義

次の2つの症状があると不眠症と診断されます。

  • 1ヶ月以上、夜に眠れない。
  • 日中に心や体の不調を感じて、生活の質が低下する。

また、不眠症は大まかに次の4タイプに分類できます。

<日本睡眠学会による不眠症の定義>

入眠障害:夜間中々入眠出来ず寝つくのに普段より2時間以上かかる。
中間覚醒:一旦寝ついても夜中に目が醒め易く2回以上目が醒める。
早朝覚醒:朝普段よりも2時間以上早く目が醒めてしまう。
熟眠障害:朝起きたときにぐっすり眠った感じが得られない。

不眠の状態が続いてしまうと、心身ともに十分な休息がとれず、意欲や集中力の低下、めまい、食欲不振など様々な症状が出てきて、日中の生活に支障をきたしてしまいます。

文典:日本睡眠学会

5-2.不眠の原因

good-sleep-goods-20

なかなか寝付けない、夜中に目覚めてしまう不眠の症状は、下記の複数の原因が重なって現れるといわれています。

心理的なストレス

重要な仕事や絶対に休めない用事が次の日にあるなど、不安や緊張があると眠れなくなります。また、「絶対に眠らなければ」と強く意識してしまって眠れなくなる人もいます。

体内リズムの乱れ

昼夜逆転の生活をしている人に多いのですが、生活のリズムが崩れてしまうと眠れなくなります。

刺激物

コーヒーに含まれるカフェインや、タバコに含まれるニコチンなどは覚醒作用があるので、就寝前に取ると眠れなくなる場合があります。また、アルコールを飲むと寝付きはいいかもしれませんが、夜中に目覚めやすくなります。

寝室の環境

寝室の明かりや音が気になって眠れなくなることも。また暗い寝室で寝る前にスマホの画面を見ていると目、首、肩周辺に疲労を残してしまいます。

病気

アレルギー疾患や糖尿病などのかゆみや痛みを伴う病気、心臓病や高血圧などの苦しさを伴う病気、腎臓病などの頻尿を伴う病気にかかっていると不眠症を併発することがあります。また、うつ病など自律神経のバランスが崩れていると不眠になりやすくなります。

5-3.不眠解消法

眠れない状態が1ヶ月以上続いてしまうような不眠の症状は、生活習慣を見直すことで改善できる場合があります。また、なかなか不眠症状が改善されないときは睡眠の病気の可能性があります。かかりつけ医に相談すれば、適切な診療科を教えてくれるでしょう。

刺激物を避けて、リラックスする

就寝の4時間前から覚醒作用のあるタバコやコーヒーは我慢しましょう。入浴は就寝前2時間以内に。38~40℃くらいのぬるめのお湯にゆっくり浸かり、入浴後はヨガやマッサージを行って血行を促進させましょう。

就寝時間にこだわらない

就寝時間にこだわりすぎると、守れなかったときに自己否定をしてしまう上に余計なプレッシャーを感じ、そのプレッシャーのせいでまた眠れなくなってしまいます。気持ちにゆとりを持つことが大切です。

同じ時刻に起床する

早く起きることで日中の活動時間が長くなって早寝に繋がっていきます。充分な睡眠時間が確保できなかったからといって起床時間がずれていくと、生活リズムが乱れてしまうので注意が必要です。

日光を浴びる

朝にすっきりと起きられない人は、起床後すぐにベランダに出て朝日を浴びましょう。毎朝朝日を浴びることで、精神を安定させる神経伝達物質セロトニンが分泌されて、徐々に目覚めがよくなってくるはずです。

規則正しい生活

3度の食事と、適度な運動を習慣づけましょう。朝食を摂ることで目覚めを促進させますし、1時間程度の汗ばむ運動を行えば熟睡を促進させます。

専門医に相談する

夜中に目覚めたときに苦しさを感じたり、充分な睡眠時間をとっているのに日中の眠気を我慢できないときは、睡眠の病気(睡眠時無呼吸症候群など)の可能性が考えられますので、一度専門医に相談しましょう。

睡眠時無呼吸症候群の場合は、睡眠外来はもちろん、内科や耳鼻咽喉科でも対応しています。

日本睡眠学会が認定している認定医や認定医療機関はコチラから確認できます。

6.まとめ

一口に不眠といっても、寝付きが悪かったり、夜中に目覚めてしまったりと、様々なパターンがありますが、どんな不眠の症状であっても、質の高い睡眠をとる秘訣は「寝るときに心身共にどれだけリラックスした状態でいること」でしょう。

安眠グッズを活用して眠りの環境を整えるのも効果的ですが、日常の生活習慣に不眠の原因が潜んでいないか今一度見直して、眠れない症状を根本から改善させましょう。

Pocket