肩こりとめまいの併発には要注意!チェック方法と対処法

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neck-tension-dizziness-00慢性的な肩こりを日常的に感じているなか、めまいの症状も併発して、何かの病気なのではないかと心配になっていませんか? めまいは決してあなどってはならず、脳の病気と関係している可能性もあるので、しっかりと症状をチェックし、病院で診てもらうべきか、セルフケアで十分なのかを見極めましょう。

最初は、めまいの種類別に、どんな病気の可能性があるかをまとめます。次に、めまいの他にどんな症状を併発していると、そうした病気の可能性があるのかを紹介します。該当する症状や、それに類する症状があったら、すぐに病院で診てもらいましょう。

なお、単純に肩こりから来るめまいであった場合に関しては、セルフケアが可能です。ここで紹介する解消方法を試すと良いでしょう。

1.症状をチェック!めまいには危険な病気が潜んでいる可能性あり

めまいは、主に4つの症状に大別できます。肩こりから来る、危険度の高くないめまいもあるのですが、他の重大な病気を原因としている可能性もあるので、軽視してはいけません。ここではめまいの主な症状と、潜んでいる可能性がある病気をまとめます。

1-1.「グルグル」回転性めまい

自分自身や周囲が、グルグルと回転するように感じるめまいのことです。主に、平衡感覚をつかさどる耳(三半規管)に関係して起こり、「耳性めまい」と呼ばれます。しばしば吐き気も伴いますが、比較的軽度な症状だといえます。しかし耳以外に、脳の病気から起こっている可能性もあります。

代表的な病気
軽度 良性発作性頭位めまい症 三半規管の異常から起こる
注意 中耳炎 中耳の炎症
突発性難聴 急に耳が聞こえづらくなる
前庭神経炎 内耳のウイルス感染
メニエール病 難聴や耳鳴りを併発する
要注意 脳梗塞・脳出血 脳に血液が運ばれず、機能が異常になる
椎骨脳底動脈循環不全症 嘔吐やしびれを感じ、気が遠くなる

1-2.「フラフラ」「グラグラ」動揺性めまい

頭や身体がフラフラしたり、グラグラと揺れたりする感覚のあるめまいのことです。肩こりと関係が深く、「頚性めまい」と呼ばれることもあります。肩こりが原因となっているものに関しては、肩・首・頭周辺の筋肉をほぐすことで、めまいの症状を解消することができます。

代表的な病気
軽度 肩こり 肩・首・頭周辺の筋肉が緊張
薬物の副作用 市販薬が原因になりがち
注意 自律神経の異常 発熱や貧血を伴う全身の異常
聴神経腫瘍 難聴や麻痺、頭痛が生じる
要注意 脳腫瘍 脳に腫瘍ができ平衡障害が起こる
脳梗塞・脳出血 脳に血液が運ばれず、機能が異常になる

1-3.「フワフワ」浮動性めまい

雲の上をあるいているかのような、体が宙に浮いたような感覚のあるめまいのことです。眼精疲労や精神的ストレスが主な原因となります。

代表的な病気
軽度 肩こり 肩・首・頭周辺の筋肉が緊張
眼の異常 眼精疲労など
注意 自律神経の異常 発熱や貧血を伴う全身の異常
高血圧症 血圧急上昇時にめまいを感じる
更年期障害 ホルモンバランスの乱れ
要注意 脳梗塞・脳出血 脳に血液が運ばれず、機能が異常になる

1-4.「クラクラ」立ちくらみ

立ち上がった瞬間にクラクラするなど、いわゆる立ちくらみの症状で、誰もが経験したことがあるものです。とはいえ、脳の病気である可能性もあります。

代表的な病気
軽度 低血圧症 クラっと気が遠のく
注意 貧血 脳に送られる血液量が不安定に
自律神経の異常 発熱や貧血を伴う全身の異常
要注意 脳梗塞・脳出血 脳に血液が運ばれず、機能が異常になる

2.脳の病気に注意!めまいと同時に現れている症状は?

neck-tension-dizziness-01上述のとおり、めまいはいずれの症状にであっても、脳の病気が潜んでいる可能性があります。ここでは脳の病気により起こる、めまい以外の症状をまとめます。

比較的重い症状ですが、これらに近しい軽度な症状があるようならば、病院で診てもらうべきでしょう。なお、耳の病気により起こる、めまい以外の症状もあわせてまとめておきます。

2-1. 脳の病気から生じる代表的な症状

肩こりやめまいとともに、次の症状があるようならば、脳の病気が疑われます。すぐに病院で診てもらいましょう。

<代表的な症状>

  • 吐き気(嘔吐も伴う)
  • ろれつが回らない
  • 物が二重に見える
  • 意識の喪失
  • 腕や足の筋力低下
  • 感覚がおかしい
  • 激しい頭痛

<行くべき病院>

  • 脳神経外科
  • 神経内科

2-2.耳の病気から生じる代表的な症状

耳の病気は、しばしば吐き気をともなうこともあります。基本的に安静にしていれば収まりやすい症状が多いですが、メニエール病などの可能性もあるので、病院で診てもらうのが良いでしょう。

<代表的な症状>

  • 耳鳴り
  • 難聴
  • 耳の充満感、圧迫感
  • 吐き気
  • 頭痛

<行くべき病院>

  • 耳鼻科
  • 内科

3.肩こりからめまいが起こるメカニズム

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人間の身体は、視覚や聴覚、筋肉や関節から脳に送られた情報により、平衡感覚が保たれます。しかし、これらのどこかで支障をきたすと、平衡感覚のバランスが崩れ、めまいが起こることになります。

文典:湧永製薬株式会社

3-1.交感神経の緊張

肩回りの筋肉がこると、副交感神経も緊張し、それにより脳や耳への血流が減ります。そのため内耳の三半規管がつかさどる平衡機能のバランスが崩れ、めまいが起こることになります。これが主に回転性めまいの原因となります。

3-2.筋肉の緊張

肩は、首と頭と密接につながっています。肩回りの筋肉がこると、頭周辺の筋肉もこり、頭重感(緊張型頭痛)を感じるようになります。この頭重感が、動揺性めまいや浮動性めまいの原因となります。

4.肩こりとめまいを解消する方法

上記の脳や耳の病気には該当せず、軽度だと考えられる症状であるならば、セルフケアで肩こりとめまいを解消することができます。なお、肩こりに由来した軽度なめまいは、安静にしていればおさまります。めまいの症状があるときは、静かな場所で体を動かさずに休息すると良いでしょう。そしてめまいがおさまったら、下記の方法で肩こりを解消しましょう。

4-1.ストレッチでこりをほぐす

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肩こりは、周辺の筋肉をほぐすことが一番の解消法です。そのためには体を動かすストレッチが効果的です。場所も時間もそれほどとらないので、日頃の生活の合間合間に積極的にストレッチを行いましょう。

ストレッチのやり方はサイト内記事「ズキズキ?ジワー?肩こりが原因の頭痛|応急処置と改善策」「吐き気がするほどつらい肩こりに効果抜群な4つの解消法」「タオル1本!猫背による緊張をほぐすストレッチ法」に詳しく載っていますので、併せてご覧ください。

4-2.蒸しタオル等で肩や首を温める

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硬くなった肩まわりの筋肉は、温めることで血行を改善し、こりをほぐすことができます。もっとも手軽なのは蒸しタオルで首や肩を温める方法です。蒸しタオルは、タオルを水にぬらしてから固く絞り、500Wの電子レンジで1分間あたためるだけで作ることができます。

この他、温感グッズを利用するのも有効です。詳細はサイト内記事「合せ技で肩こりを一気に解消!4系統のおすすめグッズを紹介」をご確認ください。

文典:アロマホーム ボディラップ

4-3.薬(漢方)

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市販の漢方薬で、肩こりやめまいの症状をやわらげることもできます。漢方薬は副作用が少ないので、薬はちょっと苦手……という人にもおすすめできます。漢方薬についてはサイト内記事「吐き気がするほどつらい肩こりに効果抜群な4つの解消法」に詳しくあります。

文典:クラシエ

5.まとめ

肩こりとめまいの症状がある場合は、ただ単に肩こりが原因の場合もありますが、脳の病気や耳の病気が潜んでいる場合もあります。

めまいがしたときは必ず、めまいの他にどんな症状を併発しているかを気にかけましょう。脳の病気であれば強い吐き気や頭痛、麻痺など明らかに異常が起こります。これらに類する症状があるならば、すぐに脳神経外科や神経内科などを訪ねてください。

また耳鳴りや難聴などの症状があれば、耳の病気である可能性が高いので、耳鼻科に診てもらいましょう。

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